ガンダムよりヤマトがすばらしいと言える三つの理由:その①
人生で影響を受けたモノ。
そのひとつがアニメ。
ぼくらの世代(40~50代)だと、
この2大作品がアニメブームを起こし定着させたと思います。
時系列ではヤマトが先でガンダムが後になるわけですが、
ぼくはテレビの再放送からファンになりました。
両作品に思い出があり、
今もどちらの作品とも好きです。
近日公開予定の「閃光のハサウェイ」も観に行くつもりですし、
6月には「宇宙戦艦ヤマト2205新たなる旅立ち」も待ち遠しく思ってます。
では、
どちらのほうが作品としてすばらしいかといえば、
迷いなく、
宇宙戦艦ヤマトと言えます。
作品のリアリティという側面からいえば、
ガンダムのほうが上です。
スペースコロニーのひとつが独立国家を宣言し、
SF好きならワクワクする設定ですよね。
戦争の悲哀や現実が描かれ、
さらにはアニメらしからぬ人間ドラマ、
キャラクターの魅力など、
40年以上も人気があるのもうなずけます。
その点、ヤマトは突っ込みどころ満載です(笑)。
肌が青かったり緑だったりの宇宙人がやたら出てきますし、
それら未知の宇宙人となぜか言葉の壁がないかの如く会話ができてしまう。
不思議です(笑)。
さらには24万8千光年の旅が1年で行けちゃうし、
物資の補給など兵站の問題は全く描かれていません。
こうして比較すればするほど、
ガンダムの方が作品として完成されているように思います。
それでも、
ガンダムよりヤマトがすばらしいといえるのです。
なぜか?
理由は三つあります。
その①:音楽がすばらしい!
オープニングの曲は
おそらくどの世代でも一度は聴いたことがあるくらい有名で、
軍艦マーチに並ぶ傑作ではないかと思う。
エンディングの真っ赤なスカーフもいい曲なのですが、
なんといっても
ヤマト音楽の真骨頂はバックグラウンドミュージック(BGM)にあります。
あの"ア~ア~”で有名な「無限に広がる大宇宙」。
スキャットだけで無限に広がる大宇宙をああも表現してしまうとは
当時子供であったぼくは宇宙の神秘さに妄想を掻き立てられました。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」においては
白色彗星軍が登場するときのパイプオルガンを使った曲は、
バッハの「トッカータとフーガ」を彷彿させるような重々しい重厚感があり、
劇中ではまさに恐怖と絶望を感じさせるものでした。
ヤマトの音楽について語ったら長くなってしまうのでこの辺にしておきますが、
ヤマトという作品を音楽だけで感動させてしまうほどすばらしいもので、
クラシックの名曲にも匹敵するような完成度の高いものといえるのではないでしょうか。
次回はすばらしいと思える理由その②です。