酒と猫と株と

まさに生き甲斐!

最近の人種差別や暴動で思うこと。

いつ読んだのか忘れてしまうほど前に

「ニッポンの評判」という本があります。

タイトルの通り、

世界各国の人々が日本や日本人をどう思っているのかという内容です。

 

だいたいこういう本は好意的に書かれていますが、

この本も基本的にそうです。

 

本のはじめにこんな一文がありました。

「先進国の西洋人は対等な友人として日本人を見る。

 経済的に遅れている国から来る西洋人は、

 先進国の西洋人との微妙な距離感が似ていると思うのか、

 話しやすい存在・・(途中割愛)。

 そして非西洋人は・・自分たちと同じ非西洋人の仲間だと思っている。」

 

東洋人である日本人は、

見た目も白人ではないけれど、黒人でもない。

肌の白っぽい日本人もいれば、黒っぽい日本人もいる。

そんな見た目の中間的な位置もあるんだと思う。

 

もちろん見た目だけの話じゃなく、

先進国であり、

長い歴史と奥の深い文化や芸術をもった国という

ブランド力がある。

さらに国民の性格が礼儀正しいとなれば、

嫌う国やひとは限られるでしょう(あえて全ての、とは言わない)。

 

最近のアメリカでの人種差別によることから起った殺人や暴動は、

いつまでこんなことが続くのかと絶望的になる。

でもいつかはそういった差別のない世界にしたい。

 

そのカギを握っているのは、

実は日本や日本人なのかもしれないと思うのは

おこがましいのだろうか。

f:id:nyango-z:20200617204617j:plain

今井佐緒里編集「ニッポンの評判」新潮社