マイヨールの「夜」。
美術大学に通っていたこともあり、
アートは関心があります。
彫刻科でしたので、
好きなアーティストは
フランスの彫刻家アリスティド・マイヨールです。
作品は裸婦像がほとんどですが、
筋骨隆々で情熱的なロダンの作品とちがって
丸みがあってふくよかで母性的なのが特徴です。
好きな作品は数あるのですが、
その一つに「夜」があります。
一番最初にこの作品を知ったのは
高校の美術の教科書だったと思います。
作品とそのタイトルにすごく納得してしまい、
それ以来、作者と作品がずっと頭から離れませんでした。
マイヨールの作品を見ていると、
マイヨールらしい独特のエロスは感じるのですが、
それよりもなんだか気分が落ち着くというか穏やかな気持ちになるんですよね。
なんか日本の仏像に近い感じがするんです。
あくまでぼくの感想ですがね。
作品は上野の西洋美術館や北浦和の埼玉県立近代美術館の常設展で観ることができます。
※画像は1994年秋に新宿の三越美術館で公開されていた「マイヨール展」で販売されていた写真集からです。