酒と猫と株と

まさに生き甲斐!

ピンポンマムと母の思い出。

"ピンポンマム”と聞いてなんだと思います?

 

正解は・・菊の花です(*´ω`*)b

 

f:id:nyango-z:20200610165534j:plain

ピンポンマム

キク科の花でオランダ生まれの品種だそうです。

名前の由来はピンポン玉のように丸い菊から来ています。

 

 

花言葉は「君を愛す」「真実」「高貴」。

花嫁のブーケによく使われるそうです。

 

カメラで写真を撮るようになってから、

被写体のためにお花屋さんに通うようになり、

たまたま見かけた折りにその名前を知って、

なんてかわいらしい名前なんだと思わず微笑んでしまいました。

しばらくマムの意味を”ママ”と思ってましたが

実は菊なんですね。

 

昨年の夏の終わり、 

末期ガンで寝たきりになった母のいる実家へ見舞いに行く途中、

駅の花屋で母の為にピンポンマムのブーケを買っていきました。

 

9月でしたので、

ピンポンマムの花を満月にみたて、

その上に小さなウサギが乗っかった、

かわいらしいブーケでした。

 

そのころの母はかろうじて意識はありました。

ピンポンマムを見てどう反応したか覚えていませんが、

わかってくれたと思います。

 

ぼくは早々に自宅へ帰ることに。

帰り際に「仕事、忙しいのかぁ?」と母。

「うん、また来るよ」とぼく。

 

これが母との最期の会話になり、

 ピンポンマムは母への最期の贈り物になってしまいました。

 

それ以来、

ぼくにとってピンポンマムの‟マム″は、

菊ではなく母の意味になり、

ピンポンマムを見るたび

あのころの母を思い出します。