ピンポンマムと母の思い出。
"ピンポンマム”と聞いてなんだと思います?
正解は・・菊の花です(*´ω`*)b
キク科の花でオランダ生まれの品種だそうです。
名前の由来はピンポン玉のように丸い菊から来ています。
花言葉は「君を愛す」「真実」「高貴」。
花嫁のブーケによく使われるそうです。
カメラで写真を撮るようになってから、
被写体のためにお花屋さんに通うようになり、
たまたま見かけた折りにその名前を知って、
なんてかわいらしい名前なんだと思わず微笑んでしまいました。
しばらくマムの意味を”ママ”と思ってましたが
実は菊なんですね。
昨年の夏の終わり、
末期ガンで寝たきりになった母のいる実家へ見舞いに行く途中、
駅の花屋で母の為にピンポンマムのブーケを買っていきました。
9月でしたので、
ピンポンマムの花を満月にみたて、
その上に小さなウサギが乗っかった、
かわいらしいブーケでした。
そのころの母はかろうじて意識はありました。
ピンポンマムを見てどう反応したか覚えていませんが、
わかってくれたと思います。
ぼくは早々に自宅へ帰ることに。
帰り際に「仕事、忙しいのかぁ?」と母。
「うん、また来るよ」とぼく。
これが母との最期の会話になり、
ピンポンマムは母への最期の贈り物になってしまいました。
それ以来、
ぼくにとってピンポンマムの‟マム″は、
菊ではなく母の意味になり、
ピンポンマムを見るたび
あのころの母を思い出します。