マグリット”光の帝国”にあこがれています。
”光の帝国”という絵をご存じでしょうか。
ベルギー出身シュールレアリスムの画家、ルネ・マグリットの作品です。
初めてこの絵を見たのは
中学の美術の教科書でした。
一見、ふつうの風景画と思ってよく見ると、
空は雲の浮かぶ青空なのに、
地上の建物の周りは暗く、
街燈の光りが夜であることを表しています。
でも空は朝、もしくは昼。
この相反する構図と作品のタイトルが不思議で、
とても気になりました。
マグリットは同じバージョンの作品をいくつも制作しています。
こういう不思議な感じ、
これがシュールレアリスムというものなのかと思いますが、
マグリットの作品はほかの作家の作品と違って、
わかりやすいというか、
とっつきやすいというか、
感覚として受け入れやすいところが好きです。
マグリットの作品には
よく空と雲が描かれているのですが、
それが好きで
カメラで空の雲をよく写真に撮ります。
カメラを始めてまず思ったことが、
「マグリットのような写真を撮りたい」でした。
中学の時にみた、
あの”光の帝国”のような不思議な感じのする写真を。